ぽっくるな日々

Thursday, August 10, 2006

甲子園に行きたい

基本的にTVはあんまり見ないんですが、熱闘甲子園だけは、チェックしてます。高校野球ファンとして、あの番組は外せません。
負けたチームを主役にしてくれるあたり、「泣かせどころ」を心得てます。

小学校の時代は、とにかく「野球ブーム」でした。といっても、ちゃんとした野球ではなくて、ゴムボールでやる「てうち」とか「ツアノ」とか「ろくむし」とか、そんな奴です。男の子と一緒になって、ごちゃごちゃになって遊んでいました。

タッチ全盛期だったせいか、「高校生になったら野球部に入って甲子園に行く」と言っていた男の子も多かったです。

私の初恋の男の子も、そういうタイプの子でした。
地元リトルリーグで4番打者で、ちょっと注目されてた子でした。
結局強豪校ではなく地元の高校に進学したのですが、私はさりげにチェックしていました。

新聞で予選の日程と試合時間を確認して、小さな記事でも全部切り抜いて。
昼休みに自転車をとばして、市民球場まで応援に行ったこともありました。

かぶりつきで応援するわけにもいかないので、離た所にちょこんと座って。
大声出せないから、ちっちゃな声で「かっとばせ!」とか言ってました。
チアや援団やの中に、一人だけ他校の制服を着た人間がいるんですから、
さぞかし奇妙な光景だったんだろうと、今になって思います。

そこまでして応援に行ったのに。試合後に偶然出会えた彼は私に
「3カ月前から付き合ってるんだ」と、彼女(野球部のマネージャー)を紹介しやがりました。あまりに苦すぎる、17歳の夏の思い出です。

そんなトラウマのせいか、私の頭の中で「甲子園」=「初恋」=「青春」という方程式が出来上がっております。試合終了のサイレンを聞くだけで涙が出るのは、相当重傷だと思います。

1回しかない、負けたら終わりの、1度きりの夏。そういうのが好きです。
エラーも空振りも、盗塁失敗も、へたくそな采配も、ひっくるめて大好きです。
応援してる子たちの表情も、好きだったりします。

本当は母校を応援したいんですが、そこは女子校出身者。
しかたがないので手当たり次第に応援する、節操なしのぽっくるです。

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